『風邪をきっかけに、身体は良くも悪くもなる』

  • 2015.04.22 Wednesday
  • 21:01






【参照】 http://oka-jp.seesaa.net/article/417639697.html
人間にとって最も日常的で慈悲深い治療者は「風邪ウイルス」かもしれないこと。そして、薬漬け幼児だった私がその後の十数年経験した「免疫回復戦争」の地獄体験記


風邪は自然の健康法そのものであり、風邪を引くことで自分の体のさらなる悪化を防いでいる。

上記は、In Deepさんのブログに書かれていた内容です。



整体という言葉自体をつくられた野口晴哉師とイギリスの天文学者であり、SF小説家である、
フレッド・ホイルという方とのからだの見方の類似性。
また、人間(ヒト)、私たちにとっての風邪というものの見方や考え方について、通常の西洋医学的な風邪というものを
私達の捉え方とは180°異なる見解について書かれています。

東洋医学(鍼灸・漢方)という身体の見方で今までの様々な患者さんから教えられたことです。
風邪というものの概念は、In Deepさんのブログに書かれていることは、
私自身の日々の様々な患者さんと接していて感じることとほぼ同様です。

『風邪(カゼ、ふうじゃ)というもの』の概念は、私達に牙を剥くこともあるのですが、
本来は私達自身の身体をリセットしようとしてかかっていて、
自然というものの見方の中では私達にとって必要なもの?重要なもの。
ではないかと思っています。

風邪というものとさえ友達になれれば、
私達自身のからだについても、とても優しくなれるかもしれません。



今回ご紹介させて頂いた In Deepさん のブログでは、
風邪(ふうじゃ)について、
御自身の病気やからだの不調から感じたことを交え、とても詳しく、わかりやすく丁寧に書かれ
ておられました(様々な方の風邪をはじめとする身体感、病のみかたなどを拝見していますが、
その中でもとてもわかりやすく書かれています)ので是非ともご一読してみてください。


鍼灸や漢方の風邪を抜く治療 の考え方。
〜風邪(かぜ)は万病のもと〜

当院では風邪抜き治療による体質改善をしています。

http://kyushindo.feel-hariq.com/kazemanbyo.html



風邪は自分のからだを「治すため」(リセットするため)にかかる。

『風邪をきっかけに、身体は良くも悪くもなる』

民間療法などでは、子供の頃十分しっかりした風邪を引いて、しっかりと治した子は丈夫なから
だになると言われています。

また子供の頃かかった風邪を十分治しきらない状態が続いて、花粉症やアトピー性皮膚炎の原因
や喘息になるとも昔からよく言われてきました。


総じて東洋医学(鍼灸・漢方)ではよく『風邪は万病のもと』といわれますが、
からだが以前の状態よりよくなるのも、悪くなるのも、風邪の時の養生にかかっています。
『風邪をいかにやり過ごすのか』というようなことです。


野口晴哉師は、「風邪を上手く通過させる」というように表現されますが、
上手く通過させたときのからだは「風邪がぬけた〜」という感覚が自覚的にハッキリとわかり、
その後は風邪にかかる前の身体の状態よりもかなりスッキリとした感覚になります。



ある日をきっかけに、
今まで感じていなかった肩こりや背中の筋肉のこりがやけに感じる。
頭痛を感じる。
からだのあちこちの関節が動かすと痛いような、重いような、何だかおかしい。

以上は、東洋医学(鍼灸・漢方)でいう風邪の初期状態で、
表証といったり、太陽病の風邪といったりするものです。
これに本来は、『寒け』や『熱が出る』といった、
『悪寒発熱』があるのが通常なのですが、

上記のような

「何だか今日はからだの感覚がおかしい」
「やけに肩が凝る」
「頭がスッキリせず、頭が重かったり、頭痛がする」

などの症状しか出ないことがあります。

これは、日頃の疲労の蓄積や不養生がたたり、風邪を治そうとする発熱をすること自体が
できなくなっている状態だと考えられます。
そしてこのような『風邪を想定した治療』をしてゆくと、
様々なからだの不調が次第になくなっていきます。





風邪の諸症状はすべて治そうとする防御反応。
咳 くしゃみ 鼻水 扁桃の腫れ
本来はウイルスや細菌に対する喀出反応で、
それらを排出するための生体に備わる自然な防御反応として起こっているものなのです。

ですから古くからある東洋医学(鍼灸・漢方)の書物では生命に危険を及ぼしていない限り、
「咳などは止めるべからず」です。


逆にいうと、風邪を引いて熱が出る方は免疫力があります。
一時期は大変なのですが、免疫力の強い人ほど諸症状が強く出て、
短期間にスッキリと回復します。

しかし、免疫力が低下した方では、
以上のような症状のみで発熱はあまり伴わなくなってしまいます。

野口晴哉師は、風邪をきっかけに身体を整えようということを繰り返し説かれています。

私も様々な患者さんを診させて頂いたり、自身の身体で今までに感じてきたことは、数週間のうちに小さな風邪に何度もかかっている状態のときもあります。
自身のからだに少しだけ目を向けてあげて、日々その身体の感覚を意識してあげるだけでもかなりの健康度は増してゆきます。

これらのことを患者さんによく話すのですが、誰にも教えられずして、ご自身で小さな風邪を引いたことを自覚し、入浴やほんのちょっとの身体を動かすこと、また休むこと、食べ物のことを変えたりするだけで小さな風邪をきちんと抜ききっている方もおられます。

そういった方にとっては当たり前すぎることなのか、
一見現代の西洋医学とは全く異なる考え方を話すので
私のほうは理解してもらえるようにいろいろと気を使って話させて頂くのですが、
全くご本人は気にしていないようでそのまま話が通じて説明がほとんどいらなくてすみ助かります^^;
とても素直で自然に即した身体感覚なので、鍼やお灸をしても気の通りがとてもよいのです。


このような方は、未病という概念の中でもかなり健康度の高い方です。
気血の流れである経絡やツボ(経穴)の滞っているところは少なく、とても軟らかい健康的な筋肉をしていて、胃腸の働きも活発(胃の気の脈が元気)です。

大事なことは、御自身の身体感覚に自然になることかもしれません^^






今回は風邪について少し突っ込んで書いてみました。
仕事柄、周囲の方に迷惑が掛けられないので咳は止めたいので服薬しなくてはならない。

そのような方が当院でもたくさんおられます。

よほど未病が悪い段階でなければ、服薬後に解毒して薬を抜きやすいからだを考えて、
まずは症状を抑えるのも一つの考え方です。
このようにその方に合った治療を組み立てることも常に考えております。

『健康にはいい』と頭では分かっていても、
生活の諸事情の中ではなかなかできないことも多いという方もおられます。
これら様々なお一人、お一人に合った事情に対応できるのが、
東洋医学(鍼灸・漢方)のいいところでもあるのです(^o^)

どのように御自身が治していきたいか?

いつでもお気軽にお話を聴かせに来て下さい<(_ _)>


 

◆参考図書 『風邪の効用』 野口晴哉  ちくま文庫

 風邪は自然の健康法である。風邪は治すべきものではない、経過するものであると主張する著者は、自然な経過を 乱しさえしなければ、風邪をひいた後は、あたかも蛇が脱皮するように新鮮な体になると説く。本書は、「闘病」という言葉に象徴される現代の病気に対する考 え方を一変させる。風邪を通して、人間の心や生き方を見つめた野口晴哉の名著。

 解説 伊藤桂一 より抜粋



ありがとぅございましたありがとう


 
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